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震災法律Q&A

(バージョン3:290問 原稿基準日2011年9月30日)

編・著 弁護士法人淀屋橋・山上合同
執筆弁護士
田積 司、米田秀実、阪口彰洋、上甲悌二、藤川義人、木村一成、藤本一郎、西田 恵、雨宮沙耶花、吉田 豪、岩本文男、森本英伸、白石浩亮、高杉信匡、松村圭祐、向井大輔、松本恵理子、金 大、大倉早織、蜷川敦之、木村浩之、花房裕志
四宮章夫
佐々木清一、大林良寛、森田 博

バージョン3のご提供にあたって(2011年10月31日)

東日本大震災の勃発から、半年以上が経過しました。あらためまして、亡くなられた方々に対して心からお悔やみ申し上げますとともに、被災された方々に心からお見舞いを申し上げます。なかなか進まない被害救済や復興、そして原子力発電所の災害対応に、もどかしさを感じていますが、にもかかわらず被災された方々が懸命に耐えてひるまず努力されていることに、心より励ましの言葉をお送りしたいと思います。

その形の1つとして、「震災の法律相談Q&A第2版」(民事法研究会)を平成23年10月28日に発刊致しました。本書の初版はまさに緊急出版として、平成23年4月20日に刊行致しましたが、その後の法令、施策を加味させていただくとともに、何よりも被災地から提供される多くの相談情報を踏まえて改訂致しました。なお、罹災都市借地借家臨時処理法が東日本大震災においては適用されないこととなり、緊急時避難準備区域が解除されましたが、この点、留意してご参照ください。

このホームページ版の「震災法律Q&A(バージョン2)」もそれに伴い、改訂させて頂きました。

これらが少しでも被災された方々や関係者の方々のお役に立てれば幸いです。

弁護士法人 淀屋橋・山上合同 一同

(バージョン1 2011年3月24日)

はじめに

此の度の平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震により、被害を受けられました皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。また、一日も早い救済と復興を心よりお祈り申し上げます。

2011年3月11日午後2時46分に発生したマグニチュード9.0というこの巨大地震は、阪神淡路大震災のおよそ2000倍の威力といわれ、これまでの予想を遙かに超える大津波による街の崩壊や、原子力発電所の被災による放射線漏れ事故をもたらしました。死者・行方不明者は2万数千人を超え、今もなお被災地域での多数の被災された方々の苦難の生活と関東一円にまで広がる大規模な電力不足と放射能汚染に対する不安が続く状況で、誠に心痛の極みです。

このような中で、様々な法的問題も発生せざるを得ない状況に至っており、悩み苦しんでいる方が多数いらっしゃることと存じます。

私たち弁護士法人淀屋橋・山上合同は、その前身である淀屋橋合同法律事務所時代に、1995年の阪神淡路大震災を経験し、同年1月17日の発生後間もない2月9日に「震災を巡る法律Q&A」と題する冊子を刊行し被災地域に無償配布する活動を行いました。

此の度の震災が、阪神淡路大震災よりもはるかに大きく、広範囲で甚大な被害をもたらしたことから、阪神淡路大震災のとき以上に、このような活動が一層必要であることを痛切に感じる次第です。

ここに、1995年に作成した上記Q&Aの冊子を基礎とはしつつ、更に法改正や今般発生した新しい問題も踏まえて、全面改訂した「震災法律Q&A」を作成し、被災された方々や関係者の方々に広くご活用頂くべく、ホームページで公表することにしました。

なお、3月17日に作成に着手し原稿を挙げたのが3月25日と、実質1週間の突貫工事であり、暫時のもの、将来追加や修正があり得ると思いますので、その趣旨も込めて「バージョン1」とさせて頂きます。全ての回答は、本日までの事情を前提としており、その後の政策変更や事情変更により、回答の内容が変わり得ることについて、十分ご了解頂いた上で、本Q&Aをご利用頂けますようお願いいたします。

また、法律問題はあくまで当事者の誠意ある解決が何よりであることはいうまでもなく、その協議のための指針や参考という形でご利用いただければと存じます。

皆様のご要望や、その後の状況の変動に鑑みまして、更に追加バージョンを公表することも検討しております。

この「震災法律Q&A」が、少しでも被災された方々や関係者の方々の苦しみや悩みを解決する一助となれば幸いです。

第1章 災害に関する法律

Ⅰ 特定非常災害特別措置法

Q1 特定非常災害特別措置法が制定された目的は何ですか。
Q2 特定非常災害特別措置法における「特定非常災害」とは何ですか。
Q3 特定非常災害に対して一般に法律が予定している措置にはどのようなものがありますか。
Q4 「行政上の権利利益に係る満了日の延長に関する措置」とはどのようなことですか。
Q5 「期限内に履行されなかった義務に係る免責に関する措置」とはどのようなことですか。
Q6 「債務超過を理由とする法人の破産手続開始の決定の特例に関する措置」とはどのようなことですか。
Q7 「民事調停法による調停の申立ての手数料の特例に関する措置」とはどのようなことですか。
Q8 「建築基準法による応急仮設住宅の存続期間の特例に関する措置」とはどのようなことですか。
Q9 「景観法による応急仮設住宅の存続期間の特例に関する措置」とはどのようなことですか。
Q10 東日本大震災が特定非常災害に政令指定されたとのことですが(平成23年東北地方太平洋沖地震による災害についての特定非常災害及びこれに対し適用すべき措置の指定に関する政令)、それによって、具体的にどのような措置が認められることになるのですか。

Ⅱ 災害救助法

Q11 災害救助法とはどんな法律ですか。
Q12 避難所が閉鎖されたらどうなるのですか。
Q13 避難所以外では、食料はもらえないのですか。
Q14 民間の賃貸住宅でも家賃負担はしてもらえますか。
Q15 仮設住宅には2年しか住めないと聞きましたが、本当ですか。
Q16 住宅の応急修理はしてもらえますか。
Q17 「生業に必要な資金、器具又は資料の給与」はしてもらえますか。

Ⅲ 被災者生活再建支援法

Q18 被災者生活再建支援法とは、どのような法律ですか。
Q19 数世帯が同一の住宅に同居している場合、1世帯と取り扱われるのですか。
Q20 世帯主である夫でなければ、支援金の支給を申請することはできないのでしょうか。
Q21 主たる棟に発生した被害は軽微でしたが、付随する別棟の浴室、トイレに発生した被害は重大でした。この場合、主たる棟と付随する別棟は、あわせて1戸の住宅として取り扱ってもらえるのでしょうか。
Q22 1階の店舗部分に被害が発生しましたが、2階の住宅部分にはほとんど被害は発生しませんでした。この場合、被災者生活再建支援制度の対象にはならないのですか。
Q23 全壊、半壊、大規模半壊は、どのような基準で認定されますか。
Q24 半壊世帯や敷地被害世帯が住宅を解体する「やむを得ない事由」には、どのようなものがありますか。
Q25 支援金の使途に制限はありますか。
Q26 被災住宅の基礎を残して解体し、改築した場合、加算支援金における住宅の再建方法のうち、「建設」と「補修」のどちらにあたりますか。
Q27 被災直後は再建方法が未確定で賃貸住宅に入居していたので、50万円の加算支援金を受給しましたが、最近になって自宅を再建することに決まりました。その場合、再度、加算支援金(200万円)の支給を申請することができますか。
Q28 Q27に関係して、自宅を補修した後で、再建することに決まった場合はどうですか。
Q29 親の住居の一部の部屋を間借りした場合、加算支援金は支給されますか。ホテルや旅館の場合は、どうですか。
Q30 支援金の支給申請窓口、必要書類、期間を、教えてください。

Ⅳ 災害弔慰金の支給等に関する法律

Q31 父が震災で津波に巻き込まれて死亡したのですが、何か給付を受けられないでしょうか。死亡ではなく重度の障害が残った場合はどうでしょうか。
Q32 母が避難所で肺炎により死亡したのですが、災害弔慰金はもらえるのでしょうか。
Q33 父が行方不明なのですが、災害弔慰金はもらえるのでしょうか。

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第2章 不動産

Ⅰ 借 家

Q1 震災で建物が滅失した場合に借家契約はどうなりますか。
Q2 罹災都市借地借家臨時処理法とはどのような法律ですか。同法が適用されるとどうなりますか。
Q3 震災において建物が滅失した場合と滅失していない場合で、家主と借家人の関係はどうなるのでしょうか。また、実際に建物の滅失とはどのような状態を意味しますか。
Q4 建物が滅失せず借家契約が継続する場合でも、建物の修繕に多額の費用を要することが借家契約の解約を申し入れる正当事由となることがありますか。
Q5 地震で貸家Aが壊れ、別の場所で生活を余儀なくされた借家人から家賃の免除の要求がありました。また、貸家Bは一部損壊し借家人が不自由な生活を余儀なくされていることから家賃の減額請求がありました。家主としてはどう対処するのがよいでしょうか。
Q6 借家には損傷はありませんでしたが、付近一帯の電気、ガスが止まっている場合で、借家人から家賃の免除の要求がありました。家主は応じなくてはならないのでしょうか。
Q7 建物は滅失しませんでしたが、借家人から建物の修繕の請求がありました。家主はどの程度応じなくてはならないのでしょうか。また、修繕のためには、借家人に一時的に建物を出てもらう必要があるのですが、借家人に建物を出るよう求めることはできるのでしょうか。
Q8 建物は全部滅失しませんでしたが、借家人から震災による建物の損傷を理由に家賃の減額請求がありました。家主はどの程度応じなければならないでしょうか。
Q9 借家が損壊したのをきっかけに借家人から退去のため立退料の要求がありました。家主は明渡しを求めるつもりはないのですが、どうしたらよいでしょうか。
Q10 損壊した建物を取り壊そうとしているのですが、借家人が残していった家財道具はどうすればよいですか。傷んではいるものの廃棄しづらい状況です。
Q11 避難勧告が出たため、今まで住んでいた借家を離れて別のところで生活していますが、借家の家賃を払わなければならないのでしょうか。自主避難の場合はどうでしょうか。
Q12 借家が滅失したのですが、敷金は返してもらえるのでしょうか。災害等で借家が滅失したときには敷金を返還しない特約が付されていた場合はどうでしょうか。また、借家人が家主に差し入れていたのが敷金ではなく建設協力金であった場合はどうでしょうか。
Q13 借家に住んでいますが、家主の自宅が震災で滅失したため、家主から、自分が住みたいので退去してくれといわれています。どうしたらよいのでしょうか。
Q14 借家が被災しましたが、がれき状態になったわけでもないのに、家主が勝手に私の所持品を撤去してしまいました。家主に対してどのような請求ができるでしょうか。
Q15 家主から借家の修繕費用の負担を求められましたが、修繕費用を支払わなければならないのでしょうか。借家契約で修繕は借家人の負担とされている場合はどうでしょうか。
Q16 家主から借家の立退きを求められましたが、出ていかなければならないのでしょうか。また、借家から退去する場合、家主に立退料を請求することはできるのでしょうか。

Ⅱ 借 地

Q17 震災により借地上の建物が全壊しましたが、借地権は消滅しますか。
Q18 震災により借地上の建物が全壊したので、借地人が再築したいといってきました。地主は承諾する必要がありますか。
Q19 平成4年8月1日より以前から借地人が建てていた建物が震災により全壊したのですが、借地人が再築した場合には借地借家法に基づく借地権に変わるのですか。
Q20 震災により借地上の建物が全壊しましたが、万一、再築する前に土地所有者がその土地を第三者に売った場合には、借地権をその新しい土地所有者に主張できますか。
Q21 罹災都市借地借家臨時処理法10条、25条の2により借地権を行使されうる場合には、土地所有者は、指定地域の土地を売りたくても、借地権が付いたまま売ることになるのでしょうか、それとも借地権が付かない土地として売ることができるのかが決定するのに、5年間も待ち続けなくてはならないのでしょうか。
Q22 借地人の借地期間があと半年の建物が震災により全壊してしまいました。借地人より半年以内に建物を建てるのは無理とのことから、借地契約は更新しないことができるでしょうか。
Q23 借地人の建物はもともと老朽化していたのですが、震災で全壊しました。この場合、借地権はどうなるのでしょうか。
Q24 震災によって建物が全壊した場合、増改築禁止特約や再築禁止特約がある借地契約の場合でも、再築は可能ですか。
Q25 本章Q24に関係して、賃貸人の立場からは、いかなる特約があっても震災の場合には無意味なのですか。
Q26 本章Q25に関係して、借地人から、特約で木造建築しか建てられないことになっているけれども、この際、震災でも倒れない堅固な建物を建てたいといわれた場合には、土地所有者はどうすればよいのですか。
Q27 震災で建物が全壊した場合、再築は可能としても、借地期間はどうなるのですか。
Q28 本章Q27に関係して、震災により建物が全壊した場合、賃貸人からすれば、再築に異議を述べても期間が元のままになるだけですので、あまり効果はないのでしょうか。
Q29 震災により建物が全壊したのですが、資力の関係で、借地人が自力で建物を再築することを断念しました。そのような場合、借地人が他に借地権を譲渡してお金に変えることなどができるのでしょうか。
Q30 地主から土地を借りて、その借地上の建物を第三者に貸していましたが、震災により全壊しました。羅災都市借地借家臨時処理法により、借家人が敷地の借地権を譲渡せよと求めてくることを防ぐにはどうすればよいのですか。
Q31 地主から土地を借りて、その借地上の建物を第三者に貸していましたが、震災により全壊してしまいました。建物を再築しようと思うのですが、従前の借家人に貸さなくてはなりませんか。
Q32 羅災都市借地借家臨時処理法の適用については、建物が全壊したのか、していないのかにより、相当有利不利が異なるようですが、全壊したかどうかの判定はどうすればよいのですか。
Q33 賃貸駐車場として利用していた土地が地震により崩壊してしまいました。駐車場の賃貸借契約はどうなりますか。また、津波によって使用に耐えなくなった場合は、どうでしょうか。

Ⅲ マンション

Q34 マンションの共用部分が震災で一部損壊しました。修繕するためには、どのような手続をとればよいのでしょうか。
Q35 マンションの一部が震災で滅失してしまいました。修繕するためには、どのような手続をとればよいのでしょうか。
Q36 マンションが震災で大きな被害を受けたので、この機会に建て替えたいと思います。どのような手続をとればよいのでしょうか。
Q37 マンションが震災で全壊してしまいました。再びマンションを建てるためには、どのような手続をとればよいのでしょうか。
Q38 マンションが震災で傾いて危険なので、解体する必要がありますが、どのような手続をとればよいのでしょうか。

Ⅳ 土地建物所有権

Q39 地震によって、地盤が崩壊し土地や建物が被害にあってしまいました。土地の造成業者や不動産業者に対して、損害賠償請求または瑕疵担保責任の追及はできますか。
Q40 地震によって建物が損壊してしまいました。建物を建築した請負業者や不動産会社に損害賠償請求または瑕疵担保責任を追及できるのは、どのような場合ですか。津波によって建物が損壊した場合はどうでしょうか。
Q41 隣家の地盤やブロック塀が崩れて、当方の建物が損傷を受けてしまいました。この場合隣家に損害賠償を請求できますか。
Q42 震災により隣家の建物が全壊したまま放置され、当方に崩れかかる危険があります。予防措置を請求することはできますか。
Q43 危険であるとの当方の請求が無視され放置された結果、隣家の廃材が雨水とともに当方の敷地に流入し、損害を被りました。この場合、損害賠償を請求できますか。
Q44 本章Q42のような場合で、相手方が聞き入れてくれないような場合には、法的手段によらず、侵害行為を除去すること(自力救済)はできますか。できるとすれば、どの程度のことをすることが許されますか。費用はどうなりますか。
Q45 火災や津波により不明となった隣家との境界の確認にはどのような方法がありますか。地震によって地表が移動した場合はどうなるのですか。
Q46 工作物責任について教えてください。
Q47 不動産の登記済権利証書を紛失した場合はどうなりますか。
Q48 震災により、権利証(登記済証)、登記識別情報通知書を紛失しましたが、第三者に悪用されないか心配です。どのような点に注意すればよいでしょうか。

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第3章 不動産以外の財産

Ⅰ 預貯金・有価証券

Q1 震災により貨幣が汚染・損傷してしまった場合、どうすればよいですか。
Q2 震災により預貯金通帳や銀行届出印を紛失した場合でも預貯金を払い戻してもらえますか。
Q3 震災によって亡くなった者の預貯金を調査する方法はありますか。また、行方不明の者の預貯金の調査はどうですか。
Q4 震災により、会社実印も印鑑カードも紛失しました。どのように対処すればよいでしょうか。
Q5 震災により、手形・小切手を支払呈示期間内に支払呈示できなかった場合、どうすればよいですか。
Q6 手形交換所が震災の影響により休業していたため、支払呈示期間内に支払呈示ができませんでした。どうなるのでしょうか。支払場所の銀行の支店の業務が震災により、停止していた場合はどうですか。
Q7 震災により手形・小切手を紛失してしまった場合、どうすればよいでしょうか。
Q8 震災により、支払期日までに当座預金に決済資金を入金できなかった場合、不渡処分を免れないのでしょうか。
Q9 震災後に満期がきた手形を支払呈示したところ、不渡りとなったのですが、どうすればよいでしょうか。
Q10 上場会社の株券は廃止されたそうですが、震災により株券を喪失した場合、どうすればよいですか。

Ⅱ 自動車

Q11 自宅に止めていた車が津波で流されて、どこへいったかわからないのですが、何かとるべき手続はありますか。
Q12 車が流されてしまったので廃車手続をしたいのですが、車検証、ナンバープレート、印鑑証明、実印がありません。どうしたらよいのでしょうか。
Q13 ローンで購入した車でも廃車手続ができるのでしょうか。
Q14 車検で預けていた車が津波で流されたのですが、車検業者に損害賠償を請求することはできるでしょうか。
Q15 自宅の敷地内に他人の車が流れてきましたが、どうしたらよいのでしょうか。

Ⅲ 船 舶

Q16 津波で船が壊れました。保険金は支払われますか。
Q17 津波で船が流されてしまい、行方不明です。何か手続は必要ですか。
Q18 行方不明になった船がどこかでみつかった場合には、どうしたらよいのでしょうか。

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第4章 取 引

Ⅰ 総 論

Q1 震災のため、当社が取引先に対して、契約に従った債務の履行ができなかった場合には、損害賠償義務を負いますか。
Q2 震災により、契約の相手方が契約に従った債務の履行をしてくれませんが、当社はその代金を支払わなくてはなりませんか。
Q3 震災により取引先が行方不明となり、取引契約の解除の意思表示等法律上必要な通知ができない場合にはどのようにすればよいですか。

Ⅱ 売買契約

Q4 取引先の特定の営業倉庫にあるテレビのうち10台を買い受ける契約を締結していましたが、その倉庫が地震により倒壊し、全部のテレビが損壊し、その履行が不能となってしまった場合には、代金を支払わなければなりませんか。津波により、倉庫内のテレビ全部が流されてしまった場合であればどうですか。
Q5 Q4の場合で取引先が納品用の10台を選別して準備し、引き取りにくるよう通知していたところ、地震のため損壊してしまった場合はどうですか。津波により流されてしまった場合はどうですか。
Q6 百貨店で絵画を購入し、その代金もすでに全額支払い、配送を委託していましたが、地震によりその絵画が損壊してしまった場合、百貨店に対して、代金の返還を求めることはできませんか。津波によりその絵画が流されてしまったような場合はどうですか。
Q7 土地を購入する売買契約を締結したのですが、震災を原因として解約することはできるのでしょうか。
Q8 住宅の売買契約を締結し、代金の10%を手付金として支払っていますが、地震によりその住宅が倒壊しました。手付金の返還を求めることはできますか。津波によりその住宅が流されてしまったような場合はどうですか。
Q9 地震・津波による停電の復旧後、埃をかぶったり、ショートしたりした電気製品からの出火で建物を全焼しました。メーカーの製造物責任を追及できますか。

Ⅲ 建築請負工事契約

Q10 建物竣工前に震災等により工期内に完成することが不可能となった場合、注文者(施主)はどうすればよいですか。
Q11 請負人が報酬請求するためには、どうすればよいですか。
Q12 建物竣工前に震災にあいましたが、なお工期内に完成できる場合は、報酬を請求できますか。
Q13 建物が竣工後引渡し前に震災により倒壊(滅失)したときは報酬を請求できますか。金融機関のために抵当権設定登記を経由している場合はどうですか。
Q14 事情変更の原則とは何ですか。
Q15 自宅改修中に建物が全壊してしまいました。改修工事契約はどうなりますか。
Q16 震災により倒壊した建物の取壊しを依頼したところ、業者から過大な報酬請求を受けました。どうすればよいですか。

Ⅳ 運送契約

Q17 運送中の震災により輸送路が閉鎖されるなどして運送できなかった場合、運送会社にはどのような責任がありますか。運送品が震災により滅失した場合はどうなりますか。
Q18 震災後、緊急輸送物資の輸送を委託した場合は運送会社にはどのような責任がありますか。

Ⅴ 製作物供給契約

Q19 工場が地震、津波により被害を受けたために、受注していた部品を製作することができませんでした。何か責任を負うのでしょうか。

Ⅵ 倉庫契約

Q20 地震により預けていた商品が滅失した場合、倉庫業者の責任はどうなりますか。地震保険が付保されていた場合はどうですか。
Q21 倉庫業者はどんな注意を払っていないと免責されませんか。

Ⅶ リース契約

Q22 事務所内の設備、内装につき、リース契約をしていましたが、建物ごと地震により全壊し使用不可能となりました。リース料の支払いを拒絶できますか。

Ⅷ 金銭消費貸借契約(貸金)

Q23 金銭消費貸借契約の内容が震災により変更されることがありますか。
Q24 東日本大震災で被災したので、資金を借りたいのですが、最近年収の3分の1しか借入れができなくなっていると聞いたことがあります。震災を受けて、何か特別の措置はありませんか。
Q25 クレジット代金の支払口座を設けた銀行が震災により閉鎖されましたが、延滞の貴任は発生しますか。
Q26 全壊した建物に抵当権が設定されていたのですが、抵当権者の承諾なく撤去してよいのでしょうか。
Q27 震災により、根抵当権の債務者が死亡しました。根抵当権者としてどのような点に注意すればよいでしょうか。
Q28 建物が倒壊しても、住宅ローンを免れることはできませんか。
Q29 東日本大震災での各種ローンの特別措置は、どのようになっていますか。
Q30 東日本大震災により被災した事業者に対する特別の融資政策のようなものはありますか。
Q31 貸金業者が避難先の公民館におしかけ、他人の前で返済を要求するので困っています。どうすればよいですか。

Ⅸ 消費者被害

Q32 相場の半額と説明されて屋根の葺替えを依頼しましたが、実際は相場よりかなり高額なことがわかりました。どうすればよいですか。
Q33 市が費用を出してくれるとだまされて業者に建物の取壊しを依頼し、工事も終了しました。ところが実際には、市が費用を出してくれるという話はありませんでした。この場合に、工事代金を支払う必要はありますか。
Q34 物資が不足していたため、露店商、訪問販売、電話による勧誘に基づく販売等の方法で売買契約を締結し、後日商品を発送するといわれて代金を支払ったのですが、商品が一向に送られてきません。また、商品は送られてきた(渡された)のですが、極めて劣悪な商品でした。どのように対処すればよいですか。
Q35 災害時に発生しやすい悪質商法とその対策について教えてください。

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第5章 不法行為

Ⅰ 一般不法行為

Q1 大地震により、マンションの自室の大型水槽が破損し、階下を水浸しにした場合、損害賠償義務がありますか。
Q2 ①大地震により建物やブロック塀が倒れて、通行人が死傷した場合、その建物の所有者または賃借人に損害賠償義務がありますか。②大津波により建物やブロック塀が流され、その流された物に人が巻き込まれ死傷した場合には、その建物の所有者または賃借人に損害賠償義務がありますか。
Q3 震災により宙ぶらりんになったビル壁面の看板が、後日風で落ちてきてけがをしましたが、ビルの所有者または賃借人に対し損害賠償を請求できますか。
Q4 ①隣のビルが当方所有の土地(敷地)に倒壊してきました。残骸の撤去を、隣のビルの所有者または市町村に依頼できますか。当方が自ら撤去することはできますか。②地震による倒壊ではなく、津波によりビルが当方所有の土地の上まで流されてきている場合はどうでしょうか。
Q5 本章Q4①につき、隣のビルが、まだ完全には倒壊していないが、倒壊しそうだ、という場合、所有者または市町村に撤去してもらえますか。当方が自ら撤去することはできますか。
Q6 当方が撤去作業を行う場合、残骸の中にある財産の取扱いと保存には、どのような注意が必要でしょうか。
Q7 隣家から火災が発生し、当方の建物が類焼した場合、損害賠償を請求できますか。

Ⅱ 製造物責任

Q8 ①地震の際に、電化製品がショートして火災が発生したような場合に、当該電化製品のメーカーや、販売した家電量販店に対し、その火災による損害の賠償を請求することができますか。②大地震と大津波により、原子力発電所から大量の放射線が流出し、健康被害や風評被害が出た場合に、当該原子力発電所を製造したメーカーに対し、その健康被害や風評被害の賠償を請求することができますか。

Ⅲ 国家賠償責任

Q9 大津波により、防波堤が決壊し、当方の家屋が破壊されましたが、国家賠償を請求できるのでしょうか。大津波により、河川が増水し、川の堤防が決壊したことにより、当方の家屋が破壊された場合であれば、どうでしょうか。
Q10 行政庁の対応の遅れによる被害について、国家賠償を請求できますか。

Ⅳ 原子力損害

Q11 大地震により原子力発電所が緊急停止し、同時に発生した大津波により同発電所の冷却設備が流され、原子炉の中の核燃料物質等の温度が制御できなくなり、結果として放射線が大量に漏れ出しました。大量に放射線を浴びがんを発症した個人は、当該原子力発電所を運営する電力会社に対し、損害賠償請求することができますか。電力会社ではなく、原子力発電所を製造したメーカーや、国に対してはどうですか。
Q12 原子力損害賠償支援機構法という法律が成立したと聞きましたが、どのようなものですか。
Q13 仮払い法という法律が成立したと聞きましたが、どのようなものですか。
Q14 東日本大震災における原子力発電所の事故により生じた損害の賠償を受けるためには、具体的にどのような手続をとったらよいのですか。
Q15 原子力損害賠償紛争審査会とはどのような機関なのですか。
Q16 大量に放射線を浴びたかもしれませんが、現時点では何ら症状を発症していません。何か損害賠償をしてもらえるでしょうか。
Q17 原子力発電所事故が発生した周辺の地域に住んでいましたが、県外に避難しました。どのような損害賠償をしてもらえるでしょうか。その地域にあった自動車が被曝して廃車せざるを得なくなったような場合も賠償してもらえるでしょうか。
Q18 漁業を営んでいましたが、原子力発電所の事故が発生したために、原子力発電所から一定の距離がある場所に立ち入って漁をすることができなくなりました。どのような損害賠償をしてもらえるでしょうか。
Q19 農業を営んでいましたが、原子力発電所の事故を原因として、政府により出荷制限指示を受けました。どのような損害賠償をしてもらえるでしょうか。
Q20 畜産業を営んでいましたが、風評被害により、大きな減収となりました。どのような損害賠償をしてもらえるでしょうか。
Q21 原子力発電所事故で夜も眠れぬほどの不安を抱えています。どのような場合であれば、精神的損害賠償が認められるのでしょうか。
Q22 私が保有する土地は、大地震と大津波による原子力発電所事故が発生した県の中にあります。この事故により、不動産価格が急落しました。その差額について損害賠償請求が認められますか。

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第6章 会社法・金融商品取引法

Q1 当社(東証一部上場)は平成22年12月決算で、平成23年3月上旬に招集通知を発送し終え、同月末日に定時株主総会の開催を予定しております。しかし、震災により、株主が株主総会に出席する可能性が低い状況ですので当社としては株主総会を延期することを考えております。このような場合、あらかじめ株主総会を延期することはできるのでしょうか。また、できる場合にはどのような手続を踏めばよいのでしょうか。
Q2 当社(東証一部上場)は、すでに株主に対し株主総会の招集通知を発送し終え、当初の予定どおり株主総会を開催する予定にしております。しかし、震災により、招集通知に記載している株主総会の会場が営業を停止しており、現在のところ再開のめどが立っておりません。このような場合、株主総会の場所を変更することはできるのでしょうか。また、株主総会当日に開催場所を変更することは可能でしょうか。
Q3 当社は、電子公告を公告の方法とする株式会社です。ところが、震災により公告していたサーバーがダウンしました。これにより、当社の決算公告をみることができない状態になりました。公告をやり直す必要があるのでしょうか。
Q4 当社(東証一部上場)は平成22年12月期決算ですが、東日本大震災で甚大なダメージを受けたために、3月中に有価証券報告書を提出することが困難です。どうしたらよいでしょうか。
Q5 東日本大震災で当社(東証一部上場)の工場に甚大な損害が発生し、工場復旧のめどが立っておりません。臨時報告書または適時開示をしなければならないのでしょうか。
Q6 震災により、会社の大株主であり代表取締役社長であった父が死亡しました。役員変更登記はどのようにすればよいでしょうか。

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第7章 労 働

Ⅰ 震災被害と労災・通勤災害

Q1 勤務中・通勤中に震災被害にあった場合、労災・通勤災害として認められますか。
Q2 電車通勤しか認められていない従業員が、震災の影響で電車が止まっていたために自動車で通勤し、事故にあった場合には通勤災害として認められますか。
Q3 事業所復旧作業中における従業員のけがは労災となりますか。
Q4 警察官や消防関係者の過労死等は公務災害と認められますか。
Q5 非常勤消防団員の公務上の被害や、一般人が消防作業や救急作業に協力している間の被害については、公務災害と認められますか。

Ⅱ 従業員が出勤できない場合

Q6 事業所は正常に運営されていたのですが、震災の影響によって交通機関がストップしたために従業員が出勤できなかった場合、その従業員の賃金や勤怠上の取扱いはどうなりますか。
Q7 事業所は正常に運営されていたのですが、震災にあったときから3日ほど避難所に避難していた従業員がいます。その3日間は勤怠上どのように取り扱うべきなのでしょうか。
Q8 震災の影響で公共交通機関がストップしたため、帰宅が困難な従業員がホテルに宿泊したりタクシーで帰宅した場合に、その費用は会社が負担しないといけないのでしょうか。
Q9 地震発生後、本社の指示で店舗の閉店を行ったために休業となった場合には賃金の支払いは必要でしょうか。また、各自治体による避難勧告や、計画停電によって休業せざるを得なかった場合はどうでしょうか。
Q10 震災による停電等でタイムカードに打刻できない店舗も多いのですが、このような場合に従業員の給料をどのように確定して支払ったらよいでしょうか。
Q11 震災に伴い、計画停電が実施された場合の、正社員(月給者)への対応について、定時刻に満たない不就業時間は、遅刻早退としてよいのか、それとも定時就業したものとみなさなければいけないのでしょうか。当社の規則では、遅刻早退は月給からは減額されませんが、3回の遅刻早退は1日の欠勤として賞与減額することになっています。
Q12 震災に伴う事業所の休業や一時的な廃業の場合の従業員の扱いを教えてください。
Q13 震災により、事業の休止などを余儀なくされ、やむを得ず休業とする場合には、どのようなことを心がければよいのでしょうか。

Ⅲ 休業手当

Q14 震災により、事業場の施設・設備が直接的な被害を受け労働者を休業させる場合、労働基準法26条の「使用者の責に帰すべき事由」による休業にあたるでしょうか。
Q15 震災に伴う行政からの避難勧告・避難指示に対応し、一時的に事業所を閉鎖する場合、労働基準法26条の休業手当を支払う義務はありますか。
Q16 福島第一原子力発電所において発生した事故に関し、①警戒区域、②計画的避難区域、③緊急時避難準備区域が設定されましたが、これら区域内に所在する事業場がやむを得ず休業する場合、労働基準法26条の休業手当を支払う義務はありますか。
Q17 震災に起因する物流の停止により、原材料が調達できないため休業したいのですが、労働基準法26条の休業手当を支払う必要はありますか。
Q18 営業終了時刻が23時の店舗において、震災に伴い18時〜22時まで計画停電が実施された場合に、22時〜23時までの時間帯を含めて18時以降を休業する場合、労働基準法26条の休業手当を支払う必要はあるのでしょうか。
Q19 震災に伴い計画停電が予定されていた場合において、結果として実施が見送られた場合や、中止情報が合理的に営業を再開できる時間帯に得られなかった場合は、労働基準法26条の休業手当を支払う必要はあるのでしょうか。
Q20 震災に伴って以下のケースが生じた場合は、「使用者の責に帰すべき事由による休業」(労働基準法26条)に該当し、休業手当を支払う必要があるのでしょうか。
① ライフライン(電気・水道・ガスの全部または一部)が断絶もしくは不良の場合(水道水のにごり、電気・ガスが不規則に断絶する場合)
② 地震・計画停電・原子力発電所の事故の影響により、店舗従業員が集まらないことにより営業が開始できない場合(出勤拒否、電車の運休、政府による避難指示)
③ 大型商業施設のテナント内にあり、当該施設の営業停止により、当社の営業が許可されない場合
④ 店舗に隣接するガソリンスタンドの渋滞により、店舗前の道路が実質使用不可となり、顧客が当社を利用できない場合

Ⅳ 復旧作業・支援活動

Q21 就業規則には休日・時間外勤務の規定はありませんが、震災に伴う被害復旧のために、会社が休日・時間外勤務を命ずることはできますか。
Q22 震災に伴う復旧/支援活動などにおける長時間勤務における給与(時間外勤務)については、どのように考えればよいでしょうか。

Ⅴ 給与の支払義務

Q23 震災に伴い銀行の営業機能が停止し、給与支給日に給与支払いができなくなることが想定されますが、他の銀行に振り替えるなどの措置をとっていないと、会社は、労働基準法違反として責任を問われることになるのでしょうか。

Ⅵ 雇用調整助成金

Q24 東日本大震災で被災して休業せざるを得ませんが、雇用調整助成金を受けられると聞きました。そもそも雇用調整助成金とはどのような制度なのでしょうか。
Q25 東日本大震災を受けて、雇用調整助成金や中小企業緊急雇用安定助成金の支給要件が緩和されたと聞きましたが、どのように緩和されたのでしょうか。
Q26 東京電力管内および東北電力管内において電力の使用制限がなされていますが、電力の使用制限で事業活動が縮小した場合にも、雇用調整助成金や中小企業緊急雇用安定助成金を受け取ることができるのでしょうか。
Q27 東日本大震災により、休業を実施しようと思います。この休業に伴い、休業についての手当を支払う場合、雇用調整助成金や中小企業緊急雇用安定助成金を受給することはできますか。実施した休業が労働基準法26条の「使用者の責に帰すべき事由による休業」に該当するか否かでその取扱いは異なるのでしょうか。また、計画停電の実施に伴う休業の場合は、どうでしょうか。

Ⅶ 解 雇

Q28 当社は、東日本大震災によって、事業場が損壊し、事業の大部分が継続できなくなってしまいました。もはや解雇もやむを得ないかと考えていますが、即時解雇は可能でしょうか。このような場合でも、予告手当を支払わなければならないのでしょうか。
Q29 東日本大震災で、事業場等は無事でしたが、取引先の被害や流通網の被害等によって、原材料を仕入れることができず、製品の納入もできなくなり、事業の継続が困難となってしまいました。このような場合に即時解雇は可能でしょうか。また、このように震災の影響で、離職を余儀なくされた労働者について、何か救済してあげる方法はないのでしょうか。
Q30 当社は人材派遣会社なのですが、派遣先の会社が被災したことにより、派遣先との間の労働者派遣契約が中途解約されてしまいました。このような場合に、当該派遣労働者を解雇することはできますか。
Q31 震災の影響で、会社を休んでいますが、会社から出勤しなければ退職願を出すよう求められています。これに応じる必要はあるのでしょうか。

Ⅷ 内定取消し

Q32 震災によって業績の悪化が予想されます。そこで、採用予定者の内定を取り消すことはできますか。また、内定者の入社日を延期したり、自宅待機にすることはできますか。

Ⅸ その他

Q33 東日本大震災にあたり、被災した人を雇用しようと考えています。何か利用できる制度はありますか。
Q34 当社は、一般労働者派遣事業を営んでいるのですが、東日本大震災で被災したために、許可更新の申請手続が間に合いませんでした。このままでは、平成23年6月末日で許可が失効してしまいます。何かよい方法はないでしょうか。
Q35 会社から被災地に義援金を送りたいと考えています。募金額について、従業員の賃金から控除してとりまとめて義援金を送ることについて、何か問題はないでしょうか。

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第8章 人

Ⅰ 親族・相続

Q1 震災で行方不明になった親族Aの財産を、他の親族Bが管理していますが、財産の内容も明らかにしてくれませんし、自分のために使っているような様子もみられます。どのようにしたらよいのでしょうか。
Q2 離婚の話合いを進めていた妻(夫)が、震災で行方不明となりました。今後、離婚手続はどのようにすればよいですか。
Q3 震災により被災して、離婚後、離れて暮らしていた子供の養育費が従前どおり支払えません。どのようにしたらよいでしょうか。また、別居中の妻子の婚姻費用が払えない場合はどうでしょうか。
Q4 数年前に離婚して子供の親権を元妻(夫)に渡しましたが、その元妻(夫)が震災により死亡しました。私が親権者になるにはどうしたらよいでしょうか。
Q5 夫といっしょに、現在10歳の甥を預かって養育していますが、この子の両親は、震災によっていずれも亡くなりました。この子の親に代わって、弔慰金や保険金請求などの手続をしたいのですが、どのような手続をとる必要があるでしょうか。
Q6 震災で父を亡くしました。父には生前、金融機関から多額の借入れがあり、遺産の総額よりも負債総額のほうが多いようなのですが、私はこの借金を負わなければならないのでしょうか。また、父の預貯金を完全に把握しておらず、通帳等もすべて流されてしまいましたが、調べる方法はあるでしょうか。
Q7 震災で父を亡くしました。母はすでに他界しており、子は私1人です。先日、父に多額の債務があることがわかりましたので、相続放棄をしたいと考えています。しかし、私は、すでに、父名義の預貯金を払い出して葬儀費用を支出していますが、相続放棄はできるでしょうか。
Q8 相続放棄をした場合、死亡した夫が私を受取人として掛けていた生命保険金や災害弔慰金も受け取れないのですか。
Q9 夫が津波で流されて行方不明になりました。いつ死亡が認定されるのでしょうか。
Q10 私は夫と夫の父親の3人で同居して暮らしていました。夫の母は、すでに震災前に亡くなっており、夫には県外で暮らす弟(二男)が1人います。私は、震災で、夫と夫の父親を亡くしました。夫と夫の父親のどちらが先に亡くなったかについては、明らかにできませんでした。私は、夫の父親の遺産を相続できますか。
Q11 震災により、父が行方不明となりました。父名義の自宅がありますが、何か登記手続をする必要はあるのでしょうか。
Q12 震災により、死亡した父が生前に作成していた遺言書がみつかりません。相続登記はどのようにすればよいでしょうか。

Ⅱ 外国人

Q13 震災のため、在留期間の更新申請ができなかった場合には、不法残留になりますか。
Q14 震災のため、パスポート、外国人登録証を喪失した場合には、どうすればよいのでしょうか。
Q15 日本に留学中だったのですが、震災により、再入国許可を取得せずに出国してしまいました。何か特別の措置はありますか。また、「研修」「技能実習」の在留資格で滞在していたような場合はどうですか。
Q16 東日本大震災により、訪日を延期していましたが、再度訪日を希望しています。査証の発給について、何か特別の措置はありますか。また、在留資格認定証明書の有効期限が切れているような場合についてはどうですか。
Q17 日本に留学生として来日していましたが、震災によりすべての財産を失ってしまいました。生活をするために働いた場合、何か問題はありますか。また、生活できないので帰国したいのですが、帰国費用について震災被害として何か援助されるでしょうか。
Q18 震災のため、仕事を失いました。外国人でも生活保護を受けられるでしょうか。
Q19 外国人でも、義援金や緊急小口貸付制度等の救済制度を利用することができるでしょうか。
Q20 震災により被災した不法残留者の帰国手続について、特別の措置がありますか。
Q21 外国人被災者の支援組織はありますか。

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第9章 倒 産

Ⅰ はじめに

Q1 震災により、銀行からの借入金を返済することができなくなりました。破産するしかないのでしょうか。

Ⅱ 個人の場合

Q2 震災により無一物となりました。破産手続について教えてください。
Q3 建物が被災したため、土地の評価より多額の住宅ローンが残った場合は、どうなりますか。
Q4 破産をすると全財産が換価されて、債権者に配当されてしまうのですか。
Q5 (個人の場合)破産手続では、行政から受ける支援金、災害弔慰金・見舞金や、原子力損害賠償法に基づく賠償金も、債権者の配当にあてられてしまうのでしょうか。
Q6 「個人債務者の私的整理に関するガイドライン」という制度ができたと聞きましたが、どういう制度でしょうか。

Ⅲ 法人の場合

Q7 震災により多額の債務を負担してしまった場合、債務を整理し、事業を再建するにはどのような方法がありますか。
Q8 震災により営業設備を失った機会に株式会社を解散し、清算する場合、どのような方法がありますか。
Q9 従業員は、震災による勤務先の倒産にどのように対処すればよいのでしょうか。
Q10 震災のために当社は債務超過になってしまいました。このような場合でも破産に関して特別な配慮はされないのでしょうか。

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第10章 保 険

Ⅰ 総 論

Q1 震災における、保険金の簡易な請求手続について教えてください。
Q2 震災により、保険の更新手続が困難な場合はどうなるのですか。
Q3  震災により、保険料の支払いが困難な場合はどうなるのですか。

Ⅱ 地震保険

Q4 地震保険とはどのようなものですか。
Q5 建物に関する地震保険の保険金はどのように支払われるのですか。
Q6 建物の損害の認定について詳しく教えてください。
Q7 地震保険の損害認定について、液状化による被害に関する新たな基準が設けられたとのことですが、どのようなものですか。
Q8 家財道具に対する地震保険の保険金はどのように支払われるのですか。

Ⅲ 火災保険

Q9 地震保険を付していない火災保険の契約者にも保険金は支払われるのでしょうか。
Q10 地震保険を付けていない場合に、地震後の火災によって建物が焼失したときに火災保険金は支払われるのでしょうか。
Q11 地震保険を付けていない場合に、地震後の津波によって建物が流失したときに住宅総合保険による保険金は支払われるのでしょうか。
Q12 火災保険に基づく傷害費用保険金とはどういうものですか。

Ⅳ 傷害保険

Q13 傷害保険の保険金はどのような場合に支払われますか。

Ⅴ 自動車保険

Q14 地震によって生じた損害について、自動車総合保険(任意保険)の保険金は支払われるのでしょうか。
Q15 津波で自動車が流されてしまいました。一括払いをした保険料は返金されますか。また、長年無事故・無違反でしたので、保険を解約しても等級は維持したいのですが、できるでしょうか。

Ⅵ 生命保険

Q16 死亡の原因が地震やこれに伴う津波であっても生命保険の保険金は支払われるのでしょうか。
Q17 主契約保険のほか、注意すべき特約にはどのようなものがありますか。
Q18 生命保険会社から融資を受けることはできますか。
Q19 生命保険の契約者兼被保険者とその妻である指定受取人の両方が震災で亡くなった場合、生命保険金は誰が受け取るのでしょうか。

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第11章 税 金

Ⅰ 通 則

Q1 震災により被災し、申告や納税等の手続ができません。申告・納税等の期限の延長について教えてください。
Q2 震災による財産の損失のため、納税をすることができません。納税の猶予について教えてください。

Ⅱ 所得税

Q3 震災により、私やその家族の生活用財産が損害を受けました。この場合の所得税の減免について教えてください。
Q4 私は給与(年金)の受給者ですが、震災を受けた場合、支給される給与(年金)について、源泉徴収の猶予または還付を受けられますか。
Q5 震災により、私の事業用資産が損害を受けました。この場合の所得税の取扱いはどうなりますか。

Ⅲ 法人税

Q6 震災により、当社の資産が損害を受けました。この場合の法人税の取扱いはどうなりますか。
Q7 震災により、帳簿書類等が滅失してしまいました。申告をするにしても、どのように行えばよいのでしょうか。

Ⅳ 消費税

Q8 震災により被災し、急きょ消費税の課税制度(一般課税または簡易課税)を変更する必要が生じました。変更は認められますか。

Ⅴ 相続税、贈与税

Q9 震災により、相続や贈与等によって取得した財産が損害を受けました。この場合の相続税や贈与税の取扱いはどうなりますか。

Ⅵ 東日本大震災の被災者に対するその他の特例

Q10 東日本大震災により、自動車を失いました。税金の面で何か特例はありますか。
Q11 東日本大震災により、住宅ローン減税の適用を受けていた住宅を失いました。この場合の取扱いはどうなりますか。
Q12 東日本大震災により、土地や家屋に被害を受けました。固定資産税はどうなりますか。
Q13 東日本大震災により、家屋を失いました。その代わりとなる家屋や敷地として土地を取得する場合、税金面で何か特例はありますか。
Q14 東日本大震災により、事業用資産を失いました。その代わりとなる資産を取得した場合、税金の面で何か特例はありますか。

Ⅶ 義援金・見舞金等

Q15 私は、個人として義援金を寄付しました。この場合の所得税の取扱いはどうなりますか。
Q16 当社は、法人として義援金を寄付しました。この場合の法人税の取扱いはどうなりますか。
Q17 当社は、従業員等に対して災害見舞金を支給する予定です。この場合の税務上の取扱いはどうなりますか。
Q18 当社は、震災により被災した取引先に対して、売掛債権の免除や災害見舞金の支出による支援を行う予定です。この場合の税務上の取扱いはどうなりますか。

Ⅷ 不動産登記に係る登録免許税の免除特例

Q19 平成23年4月27日に公布・施行された「東日本大震災の被災者等に係る国税関係法律の臨時特例に関する法律」により、被災した建物等を再取得した場合の登録免許税について、どのような免税措置を受けることができますか。
Q20 Q19での制度に基づいて、建物被災者が、被災代替建物の敷地として取得した土地について所有権の移転登記の免税措置を受ける場合、その土地につき何らかの制限はありますか。
Q21 Q19、Q20での制度に基づいて、建物被災者が、被災代替建物の敷地として取得した土地について所有権の移転登記の免税措置を受けるためには、法務局への登記申請の際、どのような書類を添付する必要がありますか。
Q22 東日本大震災により、福島県の自宅が半壊しました。半壊建物を自ら取り壊し、同じ場所に自宅を再建した場合でも、所有権保存登記の登録免許税の免除を受けることができますか。
Q23 東日本大震災により、岩手県の自宅が全壊しました。代わりの自宅として、埼玉県で中古住宅(土地付き)を購入した場合、所有権移転登記の登録免許税の免除を受けることができますか。
Q24 東日本大震災により、当会社の栃木工場が全壊しました。代わりの工場として、千葉県に新工場を新築した場合、所有権保存登記の登録免許税の免除を受けることができますか。
また、新工場の建築資金として銀行より融資を受け、貸付金の担保として根抵当権を設定した場合、根抵当権設定登記の登録免許税の免除を受けることができますか。

第12章 行 政

Ⅰ 罹災証明・被災証明

Q1 罹災証明、被災証明とは何ですか。
Q2 罹災証明・被災証明の判定結果に不満があるときは、どうしたらよいですか。
Q3 液状化により建物が傾いている場合でも、罹災証明、被災証明を発行してもらえますか。

Ⅱ がれき処理

Q4 津波で自宅の敷地内にがれきが流れてきたのですが、どうしたらよいのでしょうか。
Q5 自宅が津波で倒壊しましたが、私が避難している間に自治体によって勝手に撤去されてしまい、自宅にあった大事な私物を失ってしまいました。倒壊した自宅を撤去した自治体の責任を追及することはできるのでしょうか。
Q6 自宅が震災で損壊したので解体する必要があるのですが、どうしたらよいのでしょうか。
Q7 自治体による解体・撤去を待つことができなかったので、自宅を自費で解体・撤去したのですが、自治体に費用を請求することはできますか。

Ⅲ 生活保護

Q8 避難所にいても生活保護は受けられますか。
Q9 転居しても生活保護は受けられますか。
Q10 義援金や災害弔慰金等をもらった場合、生活保護はどうなりますか。

Ⅳ 土地区画整理事業

Q11 土地区画整理事業とは、どのようなものですか。
Q12 土地区画整理事業は、誰が行うものですか。
Q13 土地区画整理事業によって、土地建物の権利にどのような影響がありますか。
Q14 実施されている土地区画整理事業の内容に不満がある場合、どのように対処すればよいですか。争う手段などはありますか。
Q15 土地区画整理事業によって、自分が所有する土地の面積が減りましたが、土地区画整理事業に伴って、金銭的給付は受けられますか。
Q16 自分の借地が、土地区画整理事業の対象となりました。どのような点に留意しなければなりませんか。
Q17 土地区画整理事業について、大規模な災害を受けた市街地について、特例はありますか。
Q18 被災地における建築制限としてはどのようなものがありますか。
Q19 津波や火災によって隣地との境界が不明な場合、境界の確認はどのような方法がありますか。建物の再築、修理の際に、隣地との境界について、留意すべきことはありますか

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